ライブドアとホリエモンに関して、あちこちのブログや掲示板で楽観的な見方もあるようだが、相手は泣く子も黙る東京地検特捜部である。中途半端な手打ちで終わるはずがない。残念ながら、個人的には、ライブドアにもホリエモンにも最悪の結果が訪れるだろうと予想している。
強制捜査に着手した容疑は入り口にすぎないだろうから、本丸がどれだけ奥の深いものなのか。風説の流布とか粉飾決算とかにとどまらず、以前からうわさされている某広域暴力団の武闘派2次団体との関係とか、ITバブル崩壊のときのように、金融マフィア化した闇社会とIT企業のつながりが、最悪の場合出てくるかもしれない。当局は絶対にそこまで視野に入れているだろう。
こうした黒い噂があながち荒唐無稽だとも思えないのは、最近ライブドアが投資対象としている企業が、カタギの会社だったら絶対手を出さないようなキナ臭い不動産会社だったり決済会社だったりするからだ。業績がいいのかシナジーが見込めるのか知らないけど、あまりにリスキーすぎるでしょ。
それにしても、サプライズの連続で株主を幻惑させて、時価総額を風船のように膨らませて、リアルな企業を買収するライブドア的経営手法の急所に、いきなり捜査のメスが入った以上、ライブドアは相当苦しいことになるだろう。だって本業のポータルサイト自体は赤字なんでしょ。
最近は自分の会社の株主から搾取するだけでは飽き足らず、リーマンにMSCBで荒稼ぎされたことを学習して、今度は逆に、あちこちの投資先の会社からMSCBを引き受けて、そこの株主から価値を収奪しているみたいだし。
かく言う自分も、去年のフジテレビの買収騒ぎの時まではホリエモンのファンだったんだよね。世の中の理不尽を見抜く慧眼と、それを打破しようと本当に動きだしちゃう勇気と行動力。実際すごい奴だよ。
で、ホリエモンのことを研究しようと、いろいろ本を読んだりネットで調べ始めたんだけど、ホリエモンのことを理解しようとすると、結局、ファイナンス・リテラシーがないと理解できない。というわけでホリエモンのおかげで財務とか金融の勉強をしてみたんだけど、勉強すればするほど、逆にホリエモン流の錬金術のカラクリが見えてきて、「この会社って本当に最低だな!」と正反対のイメージをもつようになった。ホリエモンの自信に満ちた「言葉」と、実際にやっている「行動」とのギャップに嫌悪感がわいてきた。
一番のインパクトを受けたのは、公認会計士の山根治さんの超労作のこのBLOG(ホリエモンの錬金術)を読んだときだった。自分はたぶん半分も理解できてないけど、ものすごく説得力があり、こりゃホリエモンも長くないな、と思った。
今読み返すと、印象的なのがこの言葉。
いずれにせよ、ほどなくホリエモン・マジックは崩壊をはじめ、マネーゲームのから騒ぎは終結に向かうことでしょう。 ホリエモン率いるライブドアという欲ボケ魔王は、アラジンの魔法のランプの中に帰っていくのです。
【追記】
ここのブログにも面白いことが書かれていた。
財務アナリストの雑感
あと
Grande’s Journal
板倉雄一郎事務所
大西宏のマーケティング・エッセンス
All About 新規参入組に落選したライブドアの「企業体質」
さらに、この人まで
奢れる者の摘発 最初はホリエモンから
実は、私が予言した「奢れる者の摘発」はこれで終わらない。
次が誰であるかは、本人が一番よくわかっているのではないか。
勝てば勝つほど謙虚でなければ、その末路は悲惨であることを彼らに言ってやりたかったが、叶わぬままその日を迎えることになるだろう。
これ、「次」っていうのはあの人しかいないでしょう。いつも一緒に行動してたもんな。
地検の奇襲成功で電子メールからなにからパソコンの中身全部押収されちゃったわけで・・・
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